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『ロンドン・トレジャーハント&ロンドンからの小さな旅』。
発行自体はかなり前の本なのですが…当時はヨーロッパにかなり関心があったのと、装丁や挿絵、写真に惹かれて買った本です。
ロンドン在住の漫画家である楠本まきさんが、ロンドンのマニアックな部分を紹介してくれるこの本。
帯にもある通り、ロンドンと言えば有名な大英博物館も、バッキンガム宮殿も、ビッグ・ベンも出てきません。(ちなみにシャーロック・ホームズは一瞬だけ出てきます)
出てくるのはローカルなカーブート・セールだったりマーケットだったり、有名ではないけれど歴史のあるマニアックな博物館だったり…そんな場所たちが紹介されています。
ガイドブックによくある、オススメのお店紹介…というのも殆どありません。どちらかと言えば場所(土地?)の紹介が多め。
また、ロンドンのことだけでなくロンドンから行けるイギリス各所についても書かれていますが…それもやっぱり同じくマニアック。
つまり、かなりマニアックな旅行エッセイといった感じです。
かく言うわたしも書いてある場所の殆どが分からず、特別行きたい!と思えるようなものでもないのですが…だからこそ現地民だけが知っているような場所を、日常を、覗き見させてもらっているような雰囲気がどうしようもなく好きで。
この本もまた、何となく手元に残してしまう本なのです。
イギリスが好きな方、普通の観光地じゃ物足りないマニアックな方、変わった旅行エッセイを読みたい方にはオススメです。
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余談として」。
ロンドンからの小さな旅、ということでエディンバラが出てくるのですが…思わず「あっ!」と声を上げましたよね。
グッド・オーメンズに出てきたので……。
ここだけ分かりました。笑