『アベンジャーズ』シリーズを観ていたら、改めてこちらも観たくなったので…。
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』です。
時系列としては『アベンジャーズ』の後で、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の前に当たります。
わたしは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でキャプテン許すまじになったのですが(アイアンマン至上主義なので…)、それでもやっぱりキャプテンの活躍そのものは格好いいんですよね。
この『ウィンター・ソルジャー』もストーリーやアクションとしてはとても好きなんです。
そして今作で何より好きなのが……。
新ヒーロー、「ファルコン」ことサム・ウィルソンというキャラクター!
演じているのはアンソニー・マッキーです。
わたしはトニー然り、超人でも何でもないただの一般人が、自らの意志と力で人を助けるヒーローになるキャラクターが好きなんです。
サムもその1人ですし…作品は違いますが、バットマンもそんな理由で好きなんですよね。
スーツを脱げば超人に殴られるだけで命の危険があるただの人間なのに、正義感だったり、身近な人たちを守りたいという思いだったりで命を賭けて戦うヒーローって本当に尊敬に値すると思うんですよね…。(まあそれでも空想のキャラクターではありますが…)
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とりあえず超簡単なあらすじから。
『アベンジャーズ』の後、防衛を強化したS.H.I.E.L.D.。
キャプテンもS.H.I.E.L.D.に身を寄せ、悪と戦う任務の毎日を送っていました。
しかし世界征服を企む者たちによって、S.H.I.E.L.D.の防衛技術が悪用されようとしていたのです。
謎の暗殺者「ウィンター・ソルジャー」まで登場し、再び世界が危機にさらされることに…。
…というストーリーの今作。
サムはキャプテンのランニング友達(笑)として冒頭から登場します。
彼は退役軍人で、キャプテンのジョークにジョークで返すような柔軟さも持ち合わせています。
更には突然匿って欲しいと現れたキャプテンとナターシャを快く受け入れ、自らの経歴を活かして2人に手を貸すようになります。
でも彼はあくまで一般人。
ベストは尽くすものの、自らの力量を過信したり、キャプテンに傾倒したりするようなこともなく。
あくまで「友人」として、持てる力で「スティーブ(キャプテン)」に力を貸してくれる、とってもとってもいい人なのです。
わたしは彼のセリフですごく好きなセリフがあるんです。
フューリーとキャプテンの意見が対立した時、キャプテンの意見をナターシャたちが支持する空気の中、迷うようにフューリーが順番に皆を見回すのですが…。
視線を受けたサムはすかさずこう言うのです。
"Don't look at me. I do what he does, just slower."
「俺を見るなよ。彼についていくだけだ、ゆっくりとね」
このセリフがサムらしくて本当に好きで。
サムは軍役時代に仲間を失い、戦う目的を見失って退役した過去を持ちます。
だからこそ、もちろんベストは尽くすし正義のためにも戦うけれど、必要以上に従順な存在にはならないという、心地よくも頼もしい距離感で協力してくれるのです。
何よりこの「ゆっくりと」の部分に彼らしさが現れていて、とても好きなんですね。
同じランニングをしても自分はキャプテンと並んで走れるような力はないけれど、それでも自分なりについていくことはできる。——そんな意思が垣間見えるシーンだと思っています。
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今作は一応キャプテンやナターシャがメインで活躍するのに、サムのことばかり語ってしまいました。笑
でもそれくらい、サムが好きなんです…『エンドゲーム』のあの結末も含めて。
『エンドゲーム』以降の話として『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』というドラマもあるのですが、実はこちらはまだ観れていません…いつか観たいものです。