LOVE LETTER

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日常の延長線に「それ」は起こりうるのだ『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

 

本日、12/6よりAmazon Prime Videoで配信開始となった『シビル・ウォー アメリカ最後の日』。

「お前はどの種類のアメリカ人だ?」というパワーワードでも話題になった映画です。

 

日本で公開されたのは2024年10月…つい2ヶ月前なので、早くも見放題配信が始まった形ですね。

 

というわけで、早速わたしも観てみたのですが……これはもはや何と形容していいか分からなくなる映画でした。

 

でも、目が離せないんです。

 

舞台は、内戦が勃発したアメリカ合衆国。

国内で紛争が続く中、14ヶ月も報道機関のインタビューを受けていないと言う大統領に、報道記者が取材すべくニューヨークからワシントンD.C.を目指すストーリーなのですが…。

 

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目を背けられない映画

アメリカの内紛という、信じられないような事態を描いた今作。

 

それはまるで、いつかこんな事態が起こらないとも限らない世界情勢を暗示しているかのようでもあり。

 

戦地に赴く戦場カメラマンという存在の凄まじさを表しているようでもあり。

 

そして、そんな戦場カメラマンを目指す若き女性の成長物語のようでもあり。

 

かと思えば、まるで遠い出来事であるかのように見ないふりをする人間もいるその裏側で、日常はこんなにも簡単に狂っていくのだと眼前に突きつけられてもいる。

 

でも、そんな狂った世界でも花は咲くし、人々は生きている。

その尊さと美しさを描いてもいて。

 

 

何だろう……何と言うか、何でこの時代にこの映画を作ろうと思ったんだろうとしか言えないほど、恐ろしくも目が離せない映画でした。

いやむしろ、この時代だからこそ作ったと言うべきなのか。

 

ただの「戦争映画」なんて言葉でアッサリ片付けていいものではないけど、「アメリカらしいロードムービー」と言うには重すぎる。

 

すごいな〜〜この映画……。

どんな顔をして観たらいいか分からなくなる映画ですよ、これは。

 

本当につい先日、お隣の国でもビックリするようなニュースがあったばかり。

タイムリーすぎて笑い事ではないですよ…。

そして、笑い事ではないと思ってしまうことにも愕然とします…。

 

 

ただただ、今後この映画のようなことが起こる世界であって欲しくないと切に願うばかりです。