ジュード・ロウの演技が光るクライムスリラー映画『オーダー』

最近、Amazon Prime Videoで配信開始となったジュード・ロウ主演映画『オーダー』。
アメリカのとある田舎町にて起こった事件。
それは壮大なテロ計画の始まりに過ぎなかった……というクライムスリラー映画なのですが。
これは実話をベースにした映画だそう。
まさにアメリカが抱える社会問題的な部分を想起させる作品となっています。
内容的に詳しく書くのも色々と憚られるので……簡単な感想だけ。
ジュード・ロウ演じる主人公のハスクは、個人的な事情を抱えて田舎町に移ってきたFBI捜査官。
「ゆっくりするため」に田舎に来たと言いますが、そこに燻るテロの芽を見かけた途端、人が変わったように捜査にのめり込みます。
優秀な捜査官ではあるようですが、過去に色々あったゆえに田舎へ越してきたという事情もあり、ちょっと複雑な人物として描かれています。
とは言え、ハスクの背景についてはほぼ触れられないんですよね……。
家族はいる模様。けれど作中には登場しないし、のちに留守電すらも繋がらなくなってしまう。
つまり、別居か離婚?最後まで一度も声や姿が登場することのない家族たちは、ハスクと縁を切りたがっていると想像できるような雰囲気でした。(しかし真相はわからない)
あと時々ハスクの体調もよろしくないんですよね。
おそらく病気なのではと思うのですが……それについても一切触れられず。
主人公としてのキャラクター性がそこそこ謎のまま、事件の捜査とテログループの計画だけが進んでいく形の映画でした。
そうは言えど、ジュード・ロウの演技力がその不明な部分を圧倒している印象です。
普通ならこんな謎めいて感情移入しづらい主人公なんか「結局なんだコイツ?」みたいになりがちですが、今作のジュード・ロウにはそう思わせない迫力?みたいなものをひしひしと感じました。
映画としての全体的な雰囲気も合わせて、目が離せないクライムスリラー映画です。
気になる方はぜひ。