
Amazon Prime Videoで今月より配信開始となった、アメコミDCヒーロー「フラッシュ」の単体映画『ザ・フラッシュ』。
主演であるエズラ・ミラーの度重なる不祥事だったり、DCスタジオの一新によって公開が危ぶまれたりと、混乱に次ぐ混乱なDC界隈ですが……。
その中でも何とか公開したこの『ザ・フラッシュ』、結局作品としてどうなったんだろう?とはずっと思っていたんですよね。
今回初見での鑑賞になったわけですが……。
正直言って、
めっちゃくちゃ面白かったです!!!
あらすじ
ヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」の一員として活動している「フラッシュ」ことバリー・アレン。
超高速移動の能力を持つバリーは、自身の能力を活用することで過去にすら行けることを発見。
その力で子供の頃に殺されてしまった母親を救おうとするのだが、その影響で歴史が大きく変わってしまい……。
すべて彼の優しさゆえだった
マーベルの『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でもそうなんですが、こういう若者ヒーローって過去を変えたがる傾向にあるような。
でも「自分の正体を忘れさせたい」という自分都合(まあ友達のためでもありましたが)かつ他力本願で過去を変えようとして大事になったスパイダーマンに対し、フラッシュは「両親を救うための最後の手段」として検証の上で過去を変えようとします。
……とは言え、これもある意味では自分都合でやらかしたことになるわけですが……でもその後始末について自分の頭で考え、責任を取ろうとする姿勢に個人的には好感が持てました。
自らが変えてしまった世界の危機についてもちゃんと救おうとしたり……そういう、劇中の端々に彼の優しさや正義感が見えるこの『ザ・フラッシュ』がとても好きです。
一気にフラッシュのファンになっちゃいました……!
何より冒頭とラストが最高なんですよ
ちょっとネタバレになるのであんまり言えないんですけど……。
わたしは冒頭のヒーロー活動シーンと、エンドロールに死ぬほど笑いました。
いや〜〜もうコメディセンスが最高すぎる!笑
マーベル映画もちょいちょいコメディが入るんですが、この『ザ・フラッシュ』はその上を行ってるかもしれない……!
吹替の細谷さんもこのフラッシュ(バリー)に合いすぎてるんですよ……!喋り方とか!
ヒーロー活動シーンはフラッシュの能力的な凄さも見どころなんですが、よくよく見るとすごく気を遣いながら(細かい部分まで考えながら)動いてるのが分かる辺り、フラッシュ(バリー)っていい子なんだよなぁ、と……!
エネルギー切れ=つまり空腹っていうのも地味に可愛い。食べると目に見えてエネルギー回復するのも面白すぎる。
あとフラッシュって全体的な動き方や構え方がちょっと特殊なのですが、多分これも超高速移動における物理学的なあれこれなどを考慮した上での身体の使い方になってるっぽくて。
「なるほどな〜!」と思いながら観てました。
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「フラッシュ」というヒーローの単体映画として最高の映画でした。
映像(VFX)も申し分なしの迫力。超観応えある映画です!
マーベルやDCなど、数あるアメコミヒーローの単体映画の中では結構上位に入るくらい好きかもしれない。(1位はもちろん『アイアンマン』なので……。笑)
まずは『ジャスティス・リーグ』『マン・オブ・スティール』辺りを観てからこの『ザ・フラッシュ』を観るとより理解が深まってオススメなのですが……『ザ・フラッシュ』単体でも面白いと思います!
今ならAmazon Prime Videoで見放題配信中なのでぜひ!!