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キャラクターの生き様を通して“感動”を伝えてくれる作品『チ。 ―地球の運動について―』

当記事にはプロモーションが含まれます。

 

アニメ『チ。 ―地球の運動について―』を観ました。

 

観てしまったんです…………。

 

↑こちらの原作コミックのアニメ化です。

 

「なんか話題だな〜」くらいには思ってたんですよ。地動説の話か〜、と。

たまたまYouTubeで第1話〜第10話の期間限定無料配信をやってましてね。何気な〜く観始めてしまったばっかりに………結局ABEMAに移り、全25話をイッキ観しました……。

 

▼期間限定第1話〜第10話配信(6/18 12:00まで)

youtu.be

 

 

いやはや

 

 

すごい話だった………。

 

 

 

この先、アニメのネタバレ含みますので要注意です!

 

 

 

ネタバレOKですか??

 

 

 

 

 

 

 

主人公についての衝撃

『チ。』と言えば、青い服を着た金髪の少年をよく見かけることかと思います。原作コミック1巻の表紙にもいる彼ですね。

彼はラファウと言って、最初の主人公です。

 

↑よく見たらこの表紙…………まさか首……………

 

そもそも『チ。』は中世ヨーロッパをベースにしたフィクションで、天動説が絶対とされていた頃に、地動説の可能性に気付き研究に命を捧げた人々の物語です。

 

そんな時代に生まれたラファウ。彼は12歳の少年なんですよ。

12歳にして地動説に出会い、しかも当時それは異端とされていたがために、最終的には命を落とした少年なのです。

 

 

そうです。

 

主人公なんですが、12歳にして物語開始早々に地動説に殉じてしまうのです。

 

(だから1巻の表紙………いま気づきました………すごいなホント)

 

 

てっきり物語を通しての主人公がラファウかと思いきや、そうではなく。

この物語のアツいところのひとつとして、こうして地動説に関わることになった人々が命をかけて後世に繋いでいく物語なのです……!

 

なので途中途中で時代も変わり、主人公も変わっていきます。

とは言え、ラファウは死後もキーパーソン的な描かれ方はしていますが。

 

 

名言が多すぎる

多分「チ。 名言」とかで検索すれば色々出るんじゃないかってくらい、名言が多い作品です。

 

これがまたメチャメチャ心に響く。アツすぎる……。

 

名言は多いのですが、それは物語の流れや前後があってこそな言葉たちなので、ぜひ本編で確認していただきたいところ。

人との出会い、思考との出会い、思想との出会い……そんな中でキャラクターたちそれぞれが考え、語り合い、生きる上で生まれた名言たち……本当に素晴らしいです。

 

この世は、最低と言うには魅力的すぎる。

 

この世は苦しいことばかりで、天国へ行けば幸せになれる。

そんな教えが信じられていた時代において、宇宙の研究に従事する少女が言ったセリフです。

 

こんなのがゴロゴロしてますので……。

 

 

主題歌がとても良い

OPテーマはサカナクションの『怪獣』でなんですけど……。

 

youtu.be

 

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これがまたアツいと言うか、メチャメチャ「「「「良い」」」」

 

サカナクションの山口一郎さんは、現在もうつ病を抱えながら活動を続けていらっしゃるとか。

2年間の活動休止を経てからの、今回の『怪獣』だったそうです。

 

www.nhk.jp

 

この世界は好都合に未完成

だから知りたいんだ

 

でも怪獣みたいに遠く遠く叫んでも

また消えてしまうんだ

 

これはサビなんですが、この歌詞がまさに『チ。』を表していてとても良いんですよね……!

OPムービーも最高です……。

 

youtu.be

 

 

***

 

 

本当に何の気なしに観始めたアニメでしたが、これは正直原作も読みたくなりました……。

なんかもう……「すごい」としか言えないんですよ。ただただ純粋に「感動した」。

 

とても良い作品です。

アニメは全25話、原作コミックは全8巻なので、追いやすい作品かと思います。ぜひ……!