LOVE LETTER

わたしの LOVE & LIKE を伝えるブログ

「デジタル」を超越した世界の幕開け『トロン:アレス』

 

実はわたし、『トロン:レガシー』が大好きなんですよ。

曲、映像、世界観、デザイン、とにかくSF好きのわたしのツボを寸分違わずドカンと貫いてくれたあの映画。

もちろん、父子の絆的なストーリーもとても感動的で……わたしの大好きな映画のひとつなわけですが。

 

その続編が!ついに!15年の時を経て!製作されるなんて!!

 

と言うわけで、早速観てきました。

 

トロン:アレス』です!!!

 

youtu.be

 

filmarks.com

 

 

この先、上映中(2025/10/15現在)の作品の内容や結末に関する多大なネタバレを含みます!

 

ご注意ください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレOKですか???

 

 

 

 

 

 

兎にも角にも曲の良さは相変わらず

『トロン』と言えば、やっぱり音楽も作品の一部と言うか……あのテクノ感?エレクトロニック?とにかくコンピューターチックな音楽が堪らないわけですよ。

前作『トロン:レガシー』ではダフト・パンクと言う電子音楽デュオが音楽を担当しており、それが映画の雰囲気をより盛り上げていると言うか……世界観構築に一役買っていたんですね。

 

しかし、そんなダフト・パンク。現在は解散している模様。

 

 

じゃあ音楽はどうなってしまうの〜〜!?

 

 

……と言ったところで、今回担当するのはナイン・インチ・ネイルズというロックバンド。(で、いいのかな…?)

すみません……わたしはほんと洋楽やら詳しくないので彼らのことを知らなかったのですが、ロック界では有名なバンドのようです。

 

何はともあれ、無知なわたしの不安も杞憂に終わったぐらい、とても良かったんですよこれが……ありがとうナイン・インチ・ネイルズ……。

いやはやもう重低音が響く〜〜〜!これよこれ!このテクノ重厚感!(何じゃそりゃ)

 

あとケヴィンとアレスが会話するシーンの曲もほんと良かったです……特に転送間際のあのシーン。

あの切ない?ような、希望があるような……複雑な感情を抱かせてくれるメロディを、懐かしいピコピコ音をベースに作ってくれたのがもう……何か涙腺にクるんですよね……!!80年代〜〜〜〜!!

 

 

ケヴィン・フリンが夢見た世界

『トロン』という作品においてのはじまりの人物、ケヴィン・フリン。

お馴染みのジェフ・ブリッジスが今作もケヴィン役として登場するんですよ……もう感動。

一番最初の『トロン:オリジナル』なんて82年の映画ですよ……?43年前……。

 

そんなジェフ演じるケヴィン。『レガシー』では、コンピューター世界(グリッド)の中に“完璧な世界”を作ることを夢見ていました。

しかし、グリッドの中で「アイソー」と呼ばれるデジタル生命体と出会い、人とも「プログラム」とも違う新たな生命体である彼らに人類の未来を見るわけですね。

ただ『レガシー』では「プログラム」たちの手によって「アイソー」はほぼ粛清されてしまったこともあり、『レガシー』時点ではケヴィンが望んだような世界はまだ先の未来に託したような感じの終わり方でした。

 

それが今作『アレス』では、ついに「プログラム」が己に課された命令(コマンド、あるいはプログラム)に反するほどの意思を持つようになり。

そしてデジタル世界で作り上げたものを、現実世界で実体化できるようにもなった。つまり、これまで不可能とされていたことが可能になる世界になりつつあるわけで。

 

まさにケヴィンがデジタルに無限の可能性を見出し、夢見た、現実世界のあらゆる問題を解決する世界が実現しはじめたということでもあるんですよ。

 

取り残されたデジタル世界でアレスと出会った時、その片鱗を見たケヴィンがとても嬉しそうにしていたのが本当に……もう……何か感動ですよね……。

はじまりはケヴィンでしたが、『レガシー』ではサムが、そして『アレス』ではキム姉妹とアレスが意志を引き継ぎ、ここまできたと考えるとね……すごい物語だ……。

 

 

ジャレッド・レトが役に合いすぎ

いやホント……何と言うか……ジャレッド・レトってああいう人外?系の役どころに結構合ってる気が個人的にはします。『モービウス』然り。

何かこう……人間を超越したような存在……?笑

 

ちなみに吹替で観たのですが、諏訪部さんの抑揚少なめボイスがとてもマッチしており……いやあ中々の低音ボイスで良かった……。

(余談ですが諏訪部さんもまた演技が幅広いですよね……)

 

それはそうと、ジャレッド・レト……おヒゲなイメージも強いですけど、実際のところ中々にイケメンと言うか……目が綺麗だと思いませんか……。笑

 

……そう言えば、レトってジョーカー役も演じてるんですよね……演技の幅よ。

 

 

***

 

 

個人的には『トロン』シリーズの正当な続編として非常に面白かったですし、感激もした『トロン:アレス』ですが……レビュー的には賛否ありつつ……?なのかな?

確かに『トロン』シリーズの流れとは別に、今作単体で考えたとしたらストーリーの浅さ……キャラクターの掘り下げ方の甘さ?は感じるところはあり。

(アレスやイヴの心境の変化とか……最低限描かれてはいるものの、その辺は割とあっさりめ)

 

ただまあ、きっちり2時間映画ですし……あれだけシリーズファンを喜ばせるあれこれを仕込んであるんだから、多少は目を瞑れるかな、とは思いますね。個人的には全然オッケー。

 

兎にも角にも面白かったです!光の明滅はすごかったけど!(ちょいちょい画面見てられなかった……)

当初はドルビーシネマで観ようかと思ってたんですけど、大きい音やビカビカ光る画面が苦手なわたしみたいなタイプには厳しいかもしれない……と思い直し、普通に観たのは正解だったかも。

 

でも音楽もいいし映像技術も素晴らしいので、音や光に強い方はIMAXとかドルビーとかで観るのがオススメです!

 

 

 

 

 

余談:名前に込められた意味についての考察

今作のメインキャラクターの名前も意味深だな〜とふと思ったんですよね。

 

まずアレス

今作における最強のAI兵士ということで、ギリシャ神話における戦神アレスから取られている模様。まさに戦神の如し戦いっぷりでした……つよい。

 

そしてアテナ

彼女はアレスの補佐官的存在。そんなアテナもまた、ギリシャ神話における知恵や戦などの女神の名から取られているんだな、と。

キャラクターとしてもそれっぽい感じでした。

 

ところ変わって人間サイド、まずはイヴ

イヴと言えば、旧約聖書に登場する最初の人間が脳裏に浮かぶわけですが……これがまたあながち間違いじゃないな、なんて。

 

物語の最後にて、デジタル世界のものを永続的に現実世界に実体化できるようになりました。つまり、現実世界における“常識”が覆ったと言うか……文字通り、世界が変わったんじゃないかと思うんです。

それを広めたのは、イヴの尽力の結果。そう考えると、世界のはじまりのキッカケとなった人物という意味では名前に合ってるな、とか……。

(とは言え、ケヴィンがいてサムがいてイヴの妹テスがいてという流れがありますが、まあ結果論として……)

 

ちなみに、イヴってヘブライ語だと「生きる者」「生命」という意味を持つんだとか。

イヴ自身、病気で先に旅立ってしまった妹との対比なんかも今作では描かれていたので、そういう意味でも想像が膨らみますね。

 

最後に、ジュリアン

エンコム社のライバル会社、ディリンジャー社の社長であり、今作の元凶と言える人物ですね。

そんなジュリアンですが、ラテン語名ではユリアヌスとも言うらしいんです。

ちょこっと調べてみたら、聖ユリアヌスという聖人の伝説?がありまして……彼、誤って自分の両親を殺してしまったんだとか。

何だかそれ、自身の軽率な行いの結果母親を喪ったジュリアンっぽいなって思ったり……。

でもまあ、ここまでくるとこじつけかも?笑

 

そんなこんなで、名前にまつわるちょっとした考察でした。