これまでの『マトリックス』『マトリックス リローデッド』に続き、今日は『マトリックス レボリューションズ』です。
ネオとスミスの、そして機械とザイオン(仮想現実から目覚めた人間たち)の最終決戦が描かれます。
マトリックス三部作の、いよいよ完結編です!
今作で私が好きなのは、やっぱりナイオビ船長ですね!
ザイオンへと戻るため、機械たちに追われながらも狭い通路を突き進むハンマー号(※)を操縦するナイオビ船長。まさに驚異的な操縦技術で通路を潜り抜けていくのです。
ちなみにハンマー号は別の船長の船なので、ナイオビ船長のロゴス号よりゴツめ?なのかな?
ナイオビ船長からは「この船デカいケツしてるわね!」と言われ、
ハンマー号の船長からは「おい、なんだ…この船にこんなことできたのか…」と言われる辺りがすごく好きです。
(※…マトリックスに出て来るネブカドネザル号やロゴス号などは、ザイオンの人たちがマトリックスへ侵入する安全な回線を探すための船らしいです。また、仮想現実から目覚めた人を培養施設から回収する役割もあるかと思われます)
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あとは『リローデッド』から登場する16歳の少年キッドも何気に好きです。
ネオに命を救われてから彼を心酔しているキッドですが、今作では機械を迎え撃つため年齢を誤魔化して軍へと入隊します。
司令官にバレるものの、「自分もザイオンを救うため戦いたい」「機械は年齢なんて気にしない」という熱意によって黙認されることに。
戦闘が始まった時、そんな司令官の迎撃機に弾を充填しに行くのですが…その最中に攻撃を受けたため逃がそうとする司令官の静止を振り切り、諦めずに弾を装填するんですよね。
機械の猛攻撃の中、司令官は最後まで弾を撃ち込むものの…力及ばず、キッドに後を託して命を引き取ります。
このシーンが本当に泣けるんですよ。
「訓練プログラムを終えていない」と言うキッドに対し、「私もだ」と返す司令官。
悠長にプログラムなんてやってられないほど切羽詰まった状況を生きてきたんだな、とか…キッドを認め、勇気づけながら後を託す司令官の思いとか…全てが詰まったシーンだと思っています。
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最後の最後、ネオとスミスの最終決戦も大迫力ですよね…!
大雨が降りしきる中の激しい戦い。それを魅せてくれるバレットタイム。
結末に関しては賛否両論あるみたいですが、わたしはこれはこれでひとつの結末だと思っています。これがネオの「選択」なのだと。
わたしたちはネオの「選択」を見届けることしかできないのだと、つくづく感じる終わり方ですね。
いや〜本当に何度観ても面白い映画だ…マトリックス……。
当時はよくわからなかったな…という方も、ぜひ今こそ考察などを参照しながら改めて観て欲しい映画です。