のてライフ

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記憶に潜入し、恋人を追う映画「レミニセンス」

今回は観た映画の記録です。

本と同じくらい映画が好きなわたし。むしろ映画の方が数観てますね…ジャンルは偏っていますが。専ら洋画です。アクションとSFが大好き。

 

というわけで、「レミニセンス」観ました。

 

youtu.be

eiga.com

 

実はこの映画、「そう言えばこんなのあったな〜」くらいしか知らなかったのですが、サブスクに来ていたので前情報も何も入れずにとりあえず視聴。ホラー要素がないSFは貴重なので…(ホラーとエグいのが苦手)

後々知ったのですが、クリストファー・ノーラン監督の弟夫妻の作品だったんですね…!あとこの主人公、ヒュー・ジャックマンとは思わなかったな〜…なんか違う人かと思ってました。わたしはウルバリンくらいしか彼を観ていないので…(かの有名なミュージカル映画も何だかんだ観ていない…)

 

 

しかし泣いた。とにかく泣いた。

これ映画紹介サイトのあらすじ見ると、普通に仕事上の事件巻き込まれ系サスペンスかと思うのですが、実は仕事を通じて知り合い恋人になった女性メイ(レベッカ・ファーガソン)に捨てられた男ニック(ヒュー・ジャックマン)が諦めきれず、彼女を追いかける話なんですよね。

で、追う内に彼女の多面性と謎、そして犯罪事件との関連性が明らかになり、真実を知るためにひたすら追っていく話なんです。ウィキの方がちゃんと書いてあるんですが…何で紹介サイトはあんな書き方なんだろう。

 

まあ確かにニックが女々しいと言えばそれまでなんですよね。周りの人達も呆れ、同僚のワッツも何度も言及するほどですし。

でも諦めきれずに追ってはいるけれど、それは単にヨリを戻したいというだけではなく「何であろうと愛した人の真実が知りたい」というニックの純粋な気持ちも垣間見えるから、単なる「女々しい」で終わらないんですよ…観ちゃうんだよ…。

 

レベッカ・ファーガソンも、こういうミステリアスな女性の役が本当に上手い。最高。美しすぎる。美しいけど、強い。M:Iもだけど、この人の演じ方すごい好きだな…。

あとニックの同僚・ワッツも良いキャラしてるんですよ。この人がいなかったらこの作品にこれほど深みは出なかったと思うのです。ニックを支え、時に展開を動かし、ニック(あるいはメイ)との対比として描かれる存在。何気に重要キャラ。

 

最後も賛否両論あると思うのですが、わたしはこれもひとつの結末だと思います。

物語の結末として、これはこれで良いんだよ。全然アリ。作中の退廃した世界観、そしてワッツとの対比があるからこそ、より一層たまらない気持ちにさせられる。

 

ハァ〜〜切ないな~~~~!いいSFでした……世界観も最高だった近未来なのに、レトロで退廃的な雰囲気が個人的にたまらなく好きです……。