引き続き読んでいます、『ビブリア古書堂の事件手帖』。
新シリーズは文字通り『事件手帖』がチラチラと出てきますね…大輔くんのものだけかと思いきや、なんと今作で扉子ちゃんのものと、智恵子のものが出てきました。
しかも智恵子のものは、より一層物語の様相を呈している…。
相変わらず不穏なラストです。
今作では夢野久作『ドクラ・マグラ』が出てきます。
有名ではありますが、内容的に人を選ぶ作品というか…まあそんなイメージを持っていたので、わたしは読んだことがなかったのですが。
今回、例に漏れず栞子さんが説明してくれるのを読んでいて、ちょっと気になったり…結末どうなるんだろう。でもやっぱり何だか気が狂いそうな作品だ…。
それにしても、今回も最終的に家族が崩壊してしまうという…。
今回はまた切ないな〜!失踪した夫とその父親、嫁、そして息子のお話…みんなつらい。誰が悪いとかじゃない分、余計に。
そう言えば…作中で出てきた紙幣、どうなったんでしょう。息子が貰ったのかな。
そして相変わらずの智恵子。まだ後継者探しは諦めていなかったのかと…。
栞子さんは智恵子のことを「寂しい人」と言っていましたが、果たしてそうなのか…?
寂しいから後継者を探している…?無意識のうちにあの手この手で人と関わろうとしている…?(関わり方に裏がありすぎるけれど)
含みのある感じでまたもや終わります。
そうそう、これで前回は「どうなるんだ〜〜!?」って思って終わったんですよね〜!
次こそ新刊!どうなるのかな?ドキドキです!