仕事や家事に追われる毎日を送っていると、たまには非日常を感じたくなる時ってありませんか?
そういう時にオススメなのがファンタジー映画。
今回ご紹介する『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、かの有名な『ハリー・ポッター』シリーズと世界観を同じくする話です。
『ハリー・ポッター』シリーズは、名前の通り少年ハリーが主人公のシリーズです。
対して『ファンタスティック・ビースト(通称ファンタビ)』のメインキャラクターは大人たち。
のちにハリーたちも教科書として使うことになる「幻の動物とその生息地」という本の著者、ニュート・スキャマンダーが主人公なのです。
ですので、少年少女たちが魔法学校で学年を追うごとに成長していく『ハリー・ポッター』シリーズとはまた違った「魔法ワールド」が楽しめる作品とも言えるでしょう。
あらすじ
ニュート・スキャマンダーは、魔法生物が住まう不思議なトランクを持って世界を渡り歩く中、とある目的を持ってニューヨークへと立ち寄ることに。
しかしトランクの中の魔法生物が逃げ出してしまい、ノー・マジ(魔法を使えない一般人)やアメリカの魔法使いたちを巻き込んだ騒動になってしまう。
そしてニュートが魔法生物をトランクに戻そうとする間、水面下では密かに闇の力が蠢いており……。
多種多様な魔法生物たちが可愛すぎる!
ふわふわで小さなモグラのような「ニフラー」をはじめとした魔法生物たちが可愛いんです!
見た目や能力は現実世界では考えられないような生き物たちですが、でも動物は動物。
お世話をして、懐いてくれる様子に心が癒されます。
わたしのお気に入りはサンダーバードのフランク!
とにかく大きな鳥で気候を操る力を持つのですが、心優しくて賢いイイ子なんです……!
大人メインだからこそ堪能できる「魔法ワールド」
『ハリー・ポッター』シリーズは、少年ハリーが主人公。
まだまだ経験が浅いゆえに使える魔法の種類やできることが限られている部分も多少なりとありました。
しかし『ファンタビ』シリーズは魔法に長けた大人たちが主人公。
姿あらわしや姿くらましだって当たり前のように使うし、「どういう時にどんな魔法を使うか」という点でも手慣れています。
そういう意味では、より“「魔法=日常」が当たり前になっている人たち”の物語として観ることができるのです。
個性的なキャラクターたちも魅力の一つ
主人公ニュートは魔法生物のこととなると饒舌になり、接し方もまるでママのようになるのですが……人間を相手にするとうまく関係を築くことができません。
そんなギャップがある変わったタイプの主人公ではあるものの、それが逆に『ファンタビ』作品に他にはない面白さを生み出しているのです。
ちなみに、ニュートがニューヨークで出会うジェイコブというノー・マジの男性。
ジェイコブもメインキャラクターの一人なのですが……わたしはこのジェイコブが大好きなのです……!
パン屋を開業するという夢を持っている彼は、ひょんなことからニュートに巻き込まれ、共に逃げ出した魔法生物を捕まえることになります。
魔法の世界なんて一切知らなかったジェイコブにとっては驚きの連続ですが、彼の人の良さはニュートだけでなく、魔法生物たちにも好かれるほど。
心優しく、やる時はやる。ニュートや魔法生物たちを不必要に怖がったりもしない。
そんな『ファンタビ』界の最強の癒しキャラがジェイコブなのです。
まとめ
個人的には『ハリー・ポッター』シリーズとはまた違った点から「魔法世界の闇」に一歩踏み込んでいる『ファンタビ』シリーズ。
やや大人向けの傾向があるかな? と思いつつ、でも『ハリー・ポッター』ファンでも楽しめるような内容になっています。
『ファンタビ』シリーズは3作あり、『ハリー・ポッター』シリーズに比べると比較的短いので、この機会に「魔法ワールド」に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?