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英語勉強法を新たな視点から考える「英語日記BOY」

「英語日記BOY」という本を読みました。

実は前々から英語が分かるように(喋れるように)なりたいとぼんやり思ってはいて。日記くらいから始めてみようかなあ、それなら今書いてるし、とふと思い立ち衝動的に買った本です。

books.rakuten.co.jp

 

何とな〜く以前話題になってたな〜くらいの好奇心から読んでみた本だったのですが、開いてびっくり。これ当時、英語勉強法としては非常に賢い方法だったのではないでしょうか。単なる英語日記の書き方、なんて内容では終わらない本です。

英語の勉強について、物凄く現実的かつ実用的。英語が喋れるようになりたいと思った時に、何万円もかけて英会話教室に通ったり、留学したりという道を必ずしも選ぶ必要はないということを教えてくれます。

 

 

どうしても「英語を喋れるようになりたい=どんな難解な状況でも英語でペラペラ対応できる」みたいに捉えがちですよね。しかしよく考えてみると、アメリカ人と言えども子どもはビジネスマンと並んで専門用語を交えた英会話が出来るわけではないし、そもそもそこまで英語の専門用語を知ってるわけでもない。でも、そんなアメリカの子どもだって英語を喋れる人、ということに変わりはなくて。

つまり「英語を喋れる」の定義を見つめ直す。そして自分の置かれた環境において必要となるであろう英語フレーズを喋れるようになれればいい、といった内容から始まります。よくよく考えれば当たり前のことではあるのですが、これは目から鱗でした。

 

そこからの勉強法についても、とても実用的かつ具体的です。

英語日記で英語を勉強というのも、前述の「自分の置かれた環境において必要となるであろう英語フレーズ」を覚えるために、「自分の置かれた環境=自分にとっての日常=つまり日記を書けばいいのではないか」というところから来ています。

日々自分が考えていること、感じたこと、それを英語で表現してみる。そしてそれを覚えれば、いわゆる「英語で日常会話」が出来るようになるのではないか、ということ。

あとはとにかく、自ら英語に触れる環境を作る(増やす)こと。日本で暮らしている以上、周りは全て日本語です。その中で英語を勉強しようと思っても、自らの意思がないと定着もしづらいわけで。強制的に身の回りを英語化する=日本にいながら海外に滞在しているかのような環境に近付ける、ということについて記載されています。

具体的にはニュースは英語で読むとか、スマホの言語設定を英語にするとか、英語圏の人のTwitter(現X)を読むとか。Twitterなんてそれこそ日常(=その人の置かれた環境)の呟きですからね…リアルな言い回しやフレーズなどを覚えるのにうってつけなわけで。

 

こんな風に目的をきちんと細分化し、本当に必要な学習方法を選び取る。よく考えられていると思いました…。

今はネットがあるおかげで、以前のように特別お金をかけずとも工夫次第で英語に触れられる世の中ですし、その点を踏まえた上でとても具体的かつ実用的な内容でした。

英語を勉強してみたい方は一読をオススメします。すごい本でした…ありがとうございました。