結局昨日に引き続き観ちゃいましたよね。『スター・トレック イントゥ・ダークネス』。
もうこれ、何が最高って悪役を演じるベネディクト・カンバーバッチ、通称ベネ様が最高オブ最高なんですよ。
ベネ様演じる今作の最大の敵、カーン。
300年間眠っていた優生人類なんですが、これがめちゃめちゃ強い上に目的のためなら手段を選ばないタイプなんですね。容赦ないし、残虐。
しかしそれに比べて、問題の発端である提督の存在感よ…何がしたかってん…いや戦争か…それにしたってねぇ…。
まあ何はともあれ、今作の8割ぐらいはベネ様に持っていかれるわけです。
非常に合理的、冷静で人間らしさの感じられない態度。
そんな中でも仲間を思い涙をひと粒流したかと思えば、スポックを欺いて凶悪な笑みを浮かべる。
しかし逆に裏をかかれてしまえば、怒りに顔を歪めて咆哮する。
この演技力よ…!
いや本当にすごい。アクション映画には悪役がつきものですが、こんなに心底「怖っ!」と思った悪役は中々いませんよ…。
これがもうめちゃめちゃベネ様に合ってるんです。本当に。
吹替されていらっしゃる三上哲さんも、相変わらずベネ様の雰囲気にピッタリです。
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そしてそれとは別に、クリス・パイン演じるカーク船長とスポックの絆についても描かれる今作。
前作ではどちらかと言えばギスギスしている方が多かったですが、今作ではその後として信頼関係であったり、あるいはお互いの考え方の違いによる衝突であったりが上手いこと描かれています。
最後はまさかの展開に涙が止まりません…。でもハッピーエンドで終わって本当によかった。
ただ、その…ラスト、すごく緊迫したシーンなんですけど…わたしは全力疾走するスポックにめちゃめちゃ笑いました。無駄にめっちゃ姿勢いい。
こんなアグレッシブに動くスポック見たことなかったので余計に…ね…。
いいぞスポック。そういう意外とアツいところ、好きだぞ。
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笑いもあり、涙もあり、アクションもあり、SFもあり。
今作もとにかく最初から最後まで目が離せない、面白すぎる映画です…!