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全ての始まりとなる「キングスマン:ファースト・エージェント」

「キングスマン:ファースト・エージェント」をついに観ました…。

「キングスマン」シリーズと言えば、タロン・エガートンとコリン・ファースのコンビで有名なスパイ映画。「マナーが紳士をつくる(礼節が人をつくる)」のセリフでもお馴染みですね。英国テーラーのうつくしいスーツをまとって臨むアクションがそれはもう格好良いのです…そしてあの傘の武器もね…。

そんなシリーズの最新作、副題の通りキングスマンの誕生秘話ともなる今作ですが。これがまた…当時はタイミング的に丁度コロナ禍にぶち当たり、公開が伸びに伸びまくったんですよね…。仕方ないことではありましたが。

それでも公開を楽しみにしていたものの、やはりコロナ禍ということもあり劇場での鑑賞は憚られ、わたしは結局観に行くタイミングを逃してしまいました…。そもそも公開期間自体も短かった気がするのですが、気のせいでしょうか。中々に不遇の作品だったんじゃないかと思います。

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※ネタバレありますのでご注意ください。

 

これまでの「キングスマン」とはやはり違うということで賛否両論もあるようですし、わたしも今回色んな意味でドキドキしながら観たのですが。

想像以上に面白かった。個人的には一番好きですね!

「キングスマンらしい」描写(あえて濁しますが諸々お察しください)なんかもちゃんと含まれていますし、「ギャグなのか真面目なのか分からないけどとりあえずスタイリッシュ」なアクションシーンも健在。

「キングスマン」らしいトンデモっぷりは交えつつ、設定的にはきちんとあの時代設定に沿った上での「キングスマン(のはじまり)」として、堅実に作られた良作だと思います。あれで時代にそぐわないトンデモスパイ道具とかバンバン出てたら逆に萎えてたかも。

主人公のオックスフォード公と、その息子コンラッドの対比も堪らないですね…特にコンラッドのあの最期はもう…どうにかならなかったんだろうか。あまりに悲しい…もう戦争が全部悪い。

今回は単なるアクションスパイ映画に留まらず、戦争映画としても思うところアリな作品だと思います。

 

あとは個人的な話ですが、あの時代の建物だったりファッションだったり、家具装飾、そういったものが好きなので…飛行機とかも…そういった意味でもとても楽しめました。あのクラシックな感じ大好き。

 

主演のレイフ・ファインズ、とても良い役していたなぁ。ユーモアもあり、紳士で、スタイリッシュ。アクション俳優なイメージはなかったのですが、普通にアクションシーンから何まで良かった…。

コリン・ファースもだし、ベネディクト・カンバーバッチやトム・ヒドルストンもだけど、英国俳優の方々ってほんと良い役するなとしみじみと…。もちろん国籍限らず、すごい俳優さん女優さんはこの世界にたくさんいらっしゃいますけれども。

しかしレイフ・ファインズって「名前を言ってはいけないあの人」なんだよなぁ…そう考えると本当にすごい俳優さんだ…。あとクレイグ版007のマロリーか…言われてみればそうだなと今更ながらに思いました。

 

いやはや面白かったです。シリーズを観たことがない方はここから入ったら逆に楽しめるかも。