『あした死ぬかもよ?』でも有名なひすいこたろうさんの、『あなたの人生がつまらないと思うんなら、それはあなた自身がつまらなくしているんだぜ。』という本を読みました。
『あした死ぬかもよ?』も本としては知っていましたが、読んだことはなく…。
ひすいこたろうさんの本はこれが初めてです。
「人生を変えたいならものの見方を変える」というのはよく見かけますが、この本はそれについてわかりやすく書かれているな、と思いました。
「自分の周りでは何にも面白いことが起きない。どうすれば人生は面白くなる?」
といった疑問に対し、ひすいこたろうさんは
面白くない「現実」があるのではなく、面白くない「視点」があるだけ。
——『あなたの人生がつまらないと思うんなら、それはあなた自身がつまらなくしているんだぜ。』ひすいこたろう著(敬称略)
と答えています。
心理学用語になるんですが、人には「スコトーマ」というものがあります。
要は「心理的盲点」のことなんですが、人は目に入る情報を無意識のうちに制限(選別)しており、その時の自分にとって重要な情報しか認識していない、というもの。
例えば好きな人ができた時、それまで興味のなかったものが、好きな人の好きなものだというだけでやたら目に入るようになる、あるいは好きになる、とか経験ありませんか?
そういうことなんですね。
要は人生が面白いか面白くないかというのは、自分の認識次第ということなんです。
人間はそういう風にできている。
それを具体的な悩みと共に答えてくれている本です。
頭ではわかっていることではありますが、改めてこうして他人の言葉で見るのは大事ですね。
でないと、それこそ無意識のうちに「心理的盲点」にハマってしまいますから。
全体的に読みやすく、優しい本でした!レイアウトや文字の大きさなどを工夫しているせいもあるのかな?
実際にひすいこたろうさんと面と向かってお話ししているような気分になりました。
『あした死ぬかもよ?』も読んでみたいです。