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これぞ正しく王の風格『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

このハリウッド版ゴジラシリーズは、渡辺謙さんが出演したことでも話題になった『GODZILLA ゴジラ』から始まり、「モンスターバース」とも呼ばれています。

来月公開予定の『ゴジラ×コング 新たなる帝国』はその最新作ですね。

 

そんな最新作の予告編を見たのですが…何と言うか、こう……コング辺りからすっかりハリウッド色に染まっちゃったな、と……。

なんかゴジラ俊敏になってません? イメージと違うと言うか…。

 

やっぱりわたしはハリウッド版なら『GODZILLA ゴジラ』と、この『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が一番だと思うのですよ。

 

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わたしはそもそも、怪獣や恐竜にはそこまで惹かれないタイプなんですよね。

一応観ることはありますが、どちらかと言えばSFとかメカっぽい方が好きでして。

ゴジラもあの昔からの特撮映画シリーズを観たことがないわけではありませんが、最低限の知識くらいしか持っておらず。

 

そんなわたしでも、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』はものすごく興奮しました。

ゴジラのビジュアルが格好良すぎて…。ちょっとムキムキした感じで重量感や威圧感を感じるフォルム。顔もいかついし、けれど鼻がちょっと低いのが可愛い。日本の恐竜!って感じ。

 

なので、この『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』も公開してすぐ映画館に観に行きました。初めてゴジラを映画館で観ましたよ…。

そしてこれもまた個人的には大好きなんです。正しく集大成!って感じで。

モスラもラドンもキングギドラも出ますしね!なのに全体的に上手く纏まってる感。上映時間的にも2時間ちょっとと、それほど長くはない部類ですしね。

 

しかし兎にも角にも画面の迫力がすごい!いかに人間がちっぽけな存在か…。

バトってる怪獣たちの足元でそんなまごまごしてて大丈夫なんか!て感じですよね。(案の定、大丈夫じゃなかったりしてたけど…)

 

画面の見せ方もとても上手くて…特にキングギドラが火山の天辺で咆哮する様を遠くに映しながら、手前には十字架が立っているシーン。世界の終わりを認識させる表現ですよね。これには鳥肌が立ちました。こっっわ……

 

そして何より、前作に引き続き渡辺謙さん演じる芹沢博士が本当に良かった…渡辺謙さんの演技が本当に良かった。

字幕で観るとわかるんですが、各キャストがゴジラのことを英語で「ガッヅィーラ」と発音する中、渡辺謙さんは英語セリフの中でも頑なに「ゴジラ」と発音するんですよね。

このこだわりとリスペクトが最高すぎる…感謝しかない。

 

そして音楽も迫力があるし、懐かしのあの音楽をベースにアレンジがとても格好良くて。

こう…『GODZILLA ゴジラ』も『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』も、全体的にすごく特撮映画ゴジラシリーズへのリスペクトを感じるんですよね。

その上でハリウッドっぽい大作に仕立て上げている。

 

ストーリーを通して見ると、タイトルの『キング・オブ・モンスターズ』がダブルミーニングみたいになっていて、だからこそラストが拍手モノなんですよ。

 

ゴジラの立ち位置的にもとても好きです。

人間の味方ではないから結果として破壊しまくることになっているけれど、そもそも人間(地球)の脅威はゴジラの敵でもある。だからやっつける=敵の敵は味方、みたいな。これぞゴジラですよ。

 

 

紛れもなく最高のゴジラ映画の一つだと思います。