先日観た『タイタンの戦い』シリーズでのサム・ワーシントン繋がりで『ターミネーター4』を久々に観ました。
そう言えばこの映画にはクリスチャン・ベールも出てるんですよね…!『ダークナイト』トリロジーでもお馴染みの彼です。あのトリロジーが本当に好きで…。
アントン・イェルチンも…『スター・トレック』シリーズでの彼も好きです。
まあそれはともかく、『ターミネーター』と言えばアーノルド・シュワルツェネッガーの代表作としても有名なシリーズです。
人間と機械の戦いを描いた作品で、あの「ダダンダンダダン」のBGMも有名ですよね。
しかしながら今作ではシュワちゃんはほぼ出てきません。(一応顔だけデジタル合成されて出てきますが…割とすぐ終わっちゃいます)
そんなターミネーター4、前作の3で「審判の日」(コンピューター「スカイネット」が人類に対し反旗を翻し、核攻撃を仕掛けた事)を防げず、世界が壊滅的な被害を受けてしまったところから始まります。
抵抗軍を率い、人類の希望とされるジョン・コナー(クリスチャン・ベール)は機械たちと戦う日々を送っていました。
そんな中、カイル・リース(アントン・イェルチン)という民間人の少年が機械たちの第一目標とされ、狙われていることを知ります。
何故ならカイルはこの先の未来で過去に飛ぶこととなり、そこでジョンの母親となる女性と出会ったことでジョンが生まれる運命だから。
今ここでカイルが死ねばジョンも生まれない。人類の希望が潰えてしまう。
一方、そのことをまだ知らない少年カイルはマーカス(サム・ワーシントン)という男に出会います。
マーカスは謎の研究施設でずっと眠っており、最近目覚めたばかりで状況が分からないまま彷徨っていたのでした。
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これまではジョンの母親が狙われたり、ジョン本人が狙われたり、ジョンの未来の奥さんが狙われたりでしたが、今作はいよいよジョンの父親が狙われます。
これで親近者コンプリート…。笑 スカイネットのジョンとその周辺に対する殺意が半端なさすぎる。
まあそれも仕方ないのですが。だって自分たちを滅ぼしかねない相手ですから…。
そうは言えど、今作も犠牲は払えどジョンとカイルは生き残り、これからも機械たちと戦い続ける、といった台詞で終わります。
しかしこの続きが製作されていないんですよね…原点回帰のような作品やもしもの世界の話ばかりで。
それまでの製作会社が破産したことも原因だとか。残念。
ジョンの奥さんであるケイトも、ジョンの子どもを身籠もっていましたし…このままの時間軸でどうなるかが観たかったところなんですが…。
どうにも惜しいというか、様々な大人の事情に翻弄されているシリーズだな、と思います。
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ラストシーンの戦いで、シュワちゃんの顔を合成したターミネーターと戦うことになるのですが…やっぱり機械たちの描写がすごいなといつも思います。
グレネードランチャーを撃ち込まれ、皮膚組織が焼けて骨格剥き出しの状態になるシーンもですし、溶けた鉄(溶鉱炉の中のやつ)を浴びながらも起き上がるところなんて妙にリアルで、ターミネーターの恐ろしさをひしひしと実感しました…。
今作はこれまでの『ターミネーター』シリーズの中でもパッとしなかった印象ですが、個人的には好きですね。