フランク・ハーバートの同名小説を実写映画化した『DUNE/デューン 砂の惑星』。
先日、続編であるPART2が公開されました。
PART2もまたかなり好評のよう…?なので観に行きたいと思っているのですが、その前に改めて最初の分を観直すことにしました。
わたしはこれを初めて観た時、続きものと知らなかったんですよね。途中で終わって「え!?」みたいな…。意味深に見せられてた少女なんて実際は最後にちょこっと出てきただけじゃん!と…。
しかももっとアクション的なものを想像していたのですが、実際はかなり静かに事が進んでいるんですよね。静かにと言えど見どころがないというわけではないのですが…。
厳かに、淡々と。まるで予定調和のように物事が進んでいくイメージと言いますか…。
砂の惑星ということもあってなのか、どこか神秘的で重厚、どっしりとしたSFスペクタクル作品と言った感じです。
曲がまた作品に合った重厚さで良いんですよね。音響含め使い方がとても上手いと思います。
静かなシーンと、盛り上がるシーン。使い分けが非常に巧妙で、没入感は半端ないです。
しかし主人公家の忠臣たちがことごとく退場してしまったのが切ない…。もっと生きていて欲しかったなぁ。絆を感じられて良いキャラたちだったのに…。
ジェイソン・モモアだってワイスピと違って良いキャラだったのに…。(※ワイルド・スピードではかなりヤバい悪役やってます)
そしてこれまたレベッカ・ファーガソンが安定しすぎ。本当に演技が上手い。
主人公の母親役なのですが、実は秘密結社の一員ということもあり、何だかミステリアスで謎のありそうな感じの女性。似合いますね〜こういうキャラ。
更に言うならば主人公ポールを演じるティモシー・シャラメは本当に色んな意味で美しい男ですね…。これでアクションもできるなんて可能性がありすぎる。
『君の名前で僕を呼んで』があったので、ラブストーリーによく合う感じのイメージでしたが、意外でした。
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ストーリーとしては、ちゃんと見ておかないと関係性や世界観を把握するのは難しいかもしれません。
政治的な思惑も入ってくる割に、どういう国がありどういう世界なのかといった部分の詳細説明があまり無いので…。
わたしも何度か観て、ウィキなどを参照しながら各設定、そして誰がどういう立場なのかを把握していきました。でないと何が何やらさっぱりでした…。
しかしまだこれは文字通り序章に過ぎないので、本格的に面白くなってくるのがPART2なのでしょうね。楽しみです。