『ミッション:インポッシブル(M:I)』シリーズと言えば、トム・クルーズ主演のスパイアクション映画。
洋画に馴染みのある方なら誰もが名前くらいは知っているであろう大ヒット作品ですよね。
そんなM:Iシリーズは2024年3月現在で7作あります。
わたしはその中の5作目、2015年に公開された『ローグ・ネイション』が一番好きなのです。
ブログを書くにあたって改めて観たのですが、何度観てもやっぱり面白い。
アクションと、スパイミッション。伏線の張り方。そしてコメディのバランスがとても良いんですよね。
何より新しく加わった謎の女性、イルサを演じるレベッカ・ファーガソンがハマり役すぎる。
スパイ映画でよくある、敵なのか味方なのかわからない謎多きヒロイン。そんな立場なのに、トム・クルーズ演じる主人公のイーサンと恋愛関係にならないんですよね。
イルサは頭脳も戦闘技術も優秀で、尚且つ下手な男より度胸もある芯の強いキャラクター。これまでのヒロインのように、守ってもらったり涙を見せたりするタイプの女性ではありません。(自らヒール脱いで大立ち回りしたり屋根の上を駆け抜けたりするし…)
だからこそ下手に恋愛要素を加えて“ヒロイン”としてキャラクターを消費してしまうより、そういうのを超えた仲間のような、同志のような、戦友のような…そんな風にイルサのキャラを立てていること自体が、逆に新しい流れになっている。
そんなところが好きなんですよね、『ローグ・ネイション』。
あとコメディの挟み方がとても上手い。すごく自然に笑えるシーンが入ってくるんです。当人たちは真面目にやっているからこそ観ている側としては面白い、みたいな流れが好きなんですよね…。
特にトム・クルーズ、ビング・レイムス、サイモン・ペッグ、シェレミー・レナーは本当に名(迷?)チームすぎる。
この4人で組んでいるのは今作だけなんですが、それがあまりに勿体ないぐらいには面白いんですよね。飛行機のシーン然り、カーチェイスシーン然り。みんな良いキャラしてるんですよ…。
キャスティング的にも、ストーリー的にも、アクションや構成としてもシリーズ内で一番好きな作品です。
ちなみに他の皆さま方はどの作品が好きなのでしょうか…。