公開当時、地味に気になっていた『聖闘士星矢 The Beginning』がアマプラに来ていたので初視聴してみました。
ちなみにわたしは原作はほぼ知りません…。面白そうだよな〜とは思いますが…結構色々と派生もしているんでしたっけ…?
わたしの知識としては特別な鎧を纏って戦う力があるらしい?というふんわりとした設定と、小宇宙(コスモ)を燃やせ!ってことしかわからないのですが。
しかし作品としては名の知れ渡った名作漫画のひとつですよね。
本来ハリウッド実写化となるとどうにもコケがちですが…予告編で見た、力を纏う主人公のビジュアルが中々に格好良すぎたので気になっていたのです。
観た感想としては、とりあえず新田真剣佑のアクションがすごい。
びっくりしました…なんか特撮やってた人、くらいの認識しか無かったので…(スミマセン…)。
しかしまた綺麗な身体してますね、彼…。やたらめったらムキムキでごついといった感じでもなく、彼のスタイルによく合った身体のつくり方をされているな、と。
そりゃワンピースでもゾロに抜擢されますよ…体格的にもアクション的にもピッタリじゃないですか…。
ちなみにストーリー的には「どういうこと?」みたいなところも割とあります。
そもそも時代設定?とか世界観がよくわからない…。これは地球のお話ですか…?
あとは主人公の目的もブレブレな気が…結局戦う理由として、お姉さんを探したいのか、戦いの女神アテナの力を宿すシエナを守りたいのか。修行も含め何となく中途半端感。
(まあスター・ウォーズのルーク・スカイウォーカーも修行ほっぽり出して我が道を進んでいましたしね…戦いながら目覚める系と言えばそんな感じでしょうか…)
とは言え劇中で幼少時代の自分を抱きしめるシーンがあったように、お姉さんを助けられなかった過去の自分ごと丸っと受け入れ、とにかく目の前の女の子を助ける力が欲しい、といった感じなのでしょうか。それこそ“正義”に目覚めた…感じ…?
しかしアテナ(シエナ)はどういう立ち位置なんでしょうかねぇ。
なぜ暴走したんでしょうか。力を恐れていたから…?
最終的に暴走を自分で抑えられたと言うことは、逆に恐れなければ扱えるだけの技量(肉体)は持っているということなのか。
そしてシエナはアテナの生まれ変わり…と言いますが、人格的にはアテナとは別?なんでしょうか…?持っている力が『アテナの力』と言うだけ…?肉体は人間っぽいので、魂がアテナということなのでしょうか…。
その辺りのニュアンスも謎。
う〜ん、難解ですね…原作を知っていたら違いも含めて楽しめそう。
けれど、個人的には楽しかったです!
アクションも満載でしたし、CGグラフィックもちょっと特撮チックでワクワクしました。
力を出す時に背後にペガサスのシルエット(オーラ?)が出るところとかも格好良かった。
間に挟まれるスローモーションによってアクションにメリハリが付いていたのも良かったですね。ああいう表現好きです。
『ハリウッドで実写化した映画』として観るとツッコミどころ満載かもしれませんが、『ハリウッドが日本の漫画(と特撮)を真面目に作ってみた』と言えばそれっぽい気がします。
そうですね、ハリウッド映画ならぬ”ハリウッド特撮”っぽい。
とにかく言えるのは、真剣佑のアクションはガチで一見の価値アリです!