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女性の憧れ、ハイブランド。
ディオール、バレンシアガ、サンローラン、ジバンシィ、etc…。
色々あると思いますが、わたしはその中でもシャネルのデザインが一番好きなのです。
(まあ好きなだけで買えやしませんが…)
シャネル自身を知る前から「何となく好き」「憧れがある」って感じだったのですが…こうしてシャネルの生き方を知ってみれば、「成る程わたしが憧れるわけだ」なんて思ったりして。
シャネルの生き方ってほんとかっこいいんですよ。
それまで華やかなドレスと装飾過多な帽子が当たり前だったパリにおいて、動きやすくシンプルで無駄の無いドレスと、それまで喪服でしか使われなかった黒を打ち出し、それまでのファッションの常識を覆したんです。
もちろんそれは時代に合ったと言うのもあるんですよね。
当時は世界大戦による混乱が繰り広げられていた頃だったので人々の生活は変わらざるを得なくなり、これまでの動きにくいドレスより動きやすいドレスが注目されたんだとか。
そうは言えど、そもそもシャネルはそれまでのゴテゴテしたドレスをとにかく嫌い、己のセンスを信じ、本当の「美」とは何か、「エレガント」とは何か、女性の立場からそれを一人で追求して一からブランドを作り上げていったのです。
そのためには普通と違うことをする必要があったし、中には犠牲にしたこともあったとか。
でもそれは犠牲…と言うより、妥協を許さなかったとも言えるわけで。
そんな強い信念を持ちながら、しかし女性らしさを忘れることなく愛を胸に生き続けたシャネルはほんと尊敬します…。
この本では、そんなシャネルの生き方が彼女自身の言葉と共に綴られています。
わたしが好きな言葉をひとつ挙げるなら、
欠点は魅力のひとつになるのに、みんな隠すことばかり考える。
欠点をうまく使いこなせばいい。
これさえうまくゆけば、なんだって可能になる。
です。
当時の豊満な肉体が良しとされる時代において、シャネルは正反対のほっそりした身体つきだったんだそう。
でもそれを隠さず活かし、シンプルな服でスレンダーなボディを強調することでとびきりシックな女性が生まれ、多くの女性の憧れとなったのだとか。
それだけでもう格好良すぎませんか……。
そう考えると、日本で言えば渡辺直美さんも近いところがあるな、と。
それこそ現代ではスレンダーな女性が良しとされていますが、渡辺直美さんはグラマラスな肉体をも活かした自分らしいスタイルで、日本のインスタグラマーの頂点に立っていますし。
欠点は見られたくないと誰もが思いますし、それをどうにかしようと躍起になってしまうのはいつの時代でもあるあるですよね。
でも完璧な人間なんてどこにもいないんですよ。そう考えると、努力の方向性を間違わなくなったりするのかな…なんて思ったりします。
ハ〜〜〜いつかシャネルのレザーアイテムかジュエリーを手にしてみたいものです…。