北欧神話に釣られて、プライムビデオでたまたま目についた『ヴァルハラ 神々の戦い』を観ました。
何と言うか……だいぶ予想とは違ってツッコミどころの多い映画でした…。
人間界に降りてきていたトールと、ロキ。
主人公である兄妹たちの家に泊まることになりますが、ロキに唆された兄妹の兄の方がトールの言いつけを破って怒りを買い、神々の国へと召使として連れて行かれます。
妹の方は兄から離れがたかったのか、はたまた神に憧れたのか…こっそりついてきてしまいました。
……ここからがツッコミどころ満載なんですよね〜!
勝手についてきたくせに、妹はトールたちに奴隷のように扱われることに不満たらたら。
ついには逃げ出しますが、敵である巨人族に襲われそうになったところをトールに助けられます。
その帰路において、神々の国に伝わる預言にある「光の子」がその妹のことであると判明。
敵である巨人族に連れ去られた兄を助けるために妹はトールと敵地へと乗り込みますが、トールは負けてしまい…。
ひとり逃げ延びた妹は他の神々に直談判しに行き、最終的に巨人のすみかへとみんなで突撃して兄を取り戻すのです。
……こんな感じのストーリーが淡々と続きます。
本当は神話らしくフェンリル(神の国のオオカミ)にまつわるあれこれもあるのですが…この辺りの描かれ方はどうにも薄い印象。
若干アクションらしきシーンも最後にはありますが、そこまで派手というほどでもなく。これといった見せ場は大してなく…ただただツッコミどころをそこかしこに撒き散らしながら淡々と物語は進んでいきます。
なんだかんだでトールは兄妹に暴力を振るったり特別酷い目に遭わせたりはしないので、いいおじさんなんですけどねぇ…。
妹も可愛いんですけど、ちょっと自分勝手が過ぎるような…。
ちなみに兄も結局何がしたいのか分からず、存在感が…薄い…な…?
他の神々に至っては存在感も薄く、皆で団結するまではダメっぷりが目立ちます。
北欧神話ファンタジーを期待して観ると、ちょっと肩透かしを食らう映画でした…。
ただフェンリル(オオカミ)はものすごくかわいい。
フェンリルをもっと映してくれ〜〜〜!笑