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傷つきやすくても楽しく生きられる『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』

 

先日、『世界一やさしい内向型の教科書』という本を読みました。

これまで「HSP」「繊細さん」というのは聞いたことがありましたが、それとは別に「内向型」というくくりがあるのだと、わたしはこれで初めて知ったんですよね。

 

実は、わたしが前から感じていたのはこの「かくれ繊細さん」というもの。

「HSP」の中でも、共感能力が高く繊細で傷つきやすい側面(HSP)を、外向性、社交性、積極性、好奇心旺盛さという別の側面(HSS)によって表面化しないようカバーしている人たち、とこの本では定義しています。

 

books.rakuten.co.jp

 

 

こうして見ると、内向型だのHSPだの何だの、もうワケ分かんなくなってきますよね…。

何が違うの?と混乱し、ますます自分が分からなくなっていくと言う…。

 

一応、内向型とHSPの違いは「その気質が変化するかどうか」という部分にあるのでは、ということらしいです。

変化しないのがHSPだとか。それは環境や年齢で構築されたと言うより、生まれ持った気質だからだそう。

 

わたしなんかは面倒くさがりなので、こういう分類がここまで多面化?してくると、知識としては頭に入れつつも「HSP?内向型?あ〜〜とにかくわたしはこうなんじゃ〜!」って気持ちの方が上回ってきます。笑

 

まあそんなこんなで内向型とHSPですが、更に言うならばHSPの中でも好奇心旺盛な「かくれ繊細さん」、つまり「HSS型HSP」というものもあるのだそう。

わたしとしては、HSPと言われてもピンと来なかったのですが…この「かくれ繊細さん」(HSS型HSP)だとピンと来るんですよね。

 

この本は、そんな「かくれ繊細さん」(HSS型HSP)について書かれた本です。

その特徴として、本の帯には

 

・大胆で外向的なのに傷つきやすく繊細

・気持ちが乗っているときと、乗っていないときでは別人

・本当の自分と、まわりからの自分の印象との間にギャップを感じる

・初対面ですぐ仲良くなるが、次に会うときは緊張する

 

などが書かれており、個人的にはどれも当てはまります。

もしこれまでにHSPと聞いて「わたしもそうかも?でも…」みたいな方がいらっしゃったとしたら、この「かくれ繊細さん」(HSS型HSP)の可能性もあるかもしれません。

 

わたし自身、人見知りで話すのが苦手だと自覚しているのですが…人からは大抵「人見知り?嘘でしょ?」と言われちゃうんですよ。

人見知りと言えど「必要だから話す」はできちゃうタイプなので、そこに自分と周りとのギャップがあるんですよね。

 

この本では、そういった相反する気質を持ったHSS型HSPである「かくれ繊細さん」への自己理解を深め、どのように生きていけばいいか?に対するヒントが書かれています。

好奇心旺盛で、やりたいと思うことはたくさんあるけれど、でもどれも今一歩踏み出せない…といった部分が「かくれ繊細さん」の特徴でもあり。

それを知った上でどう付き合っていくのか、という「変える」のではなく「活かす」方向で生きていくことを説いた本です。

 

個人的に目に留まったのは、仕事に対する悩みの部分。

他者と比較して「自分はダメだ」と思いがちな「かくれ繊細さん」にとって、他者や社会と比べるのではなく、自分の中を掘り進めてやりたいことを見つける方が良いとのこと。

「かくれ繊細さん」にとって、天職は「今やっていることや、少し興味があることの延長線上にある」と言えるのだそうです。

 

notelife.hateblo.jp

 

↑の記事でも書いたように、「才能」=「強み」とも言えるわけで。

具体的な仕事内容というより、それをこなす上で自分が自然と起こしている行動(強み)を活かせるものが天職と呼べるのかな、とこれらの本を読んで思ったりしました。

 

***

 

「傷つきやすい自分がつらい」

「何をどうしたら良いか分からなくなっている」

「やりたいことが分からない」

「生きづらい」

 

わたしと同じくそんな風に考え、つらい思いをしている方がもしいらっしゃったら、ぜひ参考がてらこれらの本に触れてみてください。

何かしらのヒントが得られるのでは、と思います。