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ひとりで楽しむ「続ける思考」

「続ける思考」読みました。

とても現実的で、とても始めやすい考え方が終始詰まった本でした。(もちろん、だからと言って井上さんのようなルーティンが出来るかは別として…)

 

books.rakuten.co.jp

 

とにかく5分でも1分でも良いからとことん細分化し、「手を出す」ことを、「やめない」こと。

そして「続けよう」と思ってやると言うよりは、ただ「愚直にやる」。「やらない」ことを「やめる」。それくらいルーティンに落とし込む。自分が毎日出来る範囲まで。

 

基本はそんな感じでした。結論的には習慣化の本などでよく見るやつです。

ただこの本ではそのことについて、著者の井上さんご自身のことを例に交えながらとても分かりやすく伝えて下さっています。

読みやすく、読みながらも想像しやすく、「わたしにも出来そう」と思わせてくれる。特別な道具を用意しなくとも、特別なお金をかけなくとも、あるいは例え独りだったとしても。

 

何より、わたしが「これは良書だ」と思った点。それは、

 

この本にはもうひとつテーマを込めた。(中略)人と何かするのが苦手だったり、頼るのが苦手だったり、孤独に不安を感じている人が、生きる希望を自分で見つけていけるような、そんな本を目指した。そんなことを言ってくれる本がほしかった。

——「続ける習慣」井上新八 著(敬称略)

 

最後の最後、綴られたこの言葉でした。「わたしにも出来そうと思わせてくれる」のは、このテーマがあったからなのだと。

思い返してみれば確かに仰る通りで、そこは他の習慣化の本とは違う所だと思います。大抵はやはり「続けるために他人に向けてアウトプットする」「他人に評価してもらう」など、誰かに頼ること、誰かありきな点も含まれがちだと思うので。

 

人と何かをするのが苦手で、頼るのも苦手で、なのに孤独に不安を感じることもあるわたしにとって、文字通り救われた気持ちになりました。正に『そんなことを言ってくれる本がほしかった。』

この本を手にすることが出来てとても光栄です。

 

さて。わたしは何をしようかな。何を続けようかな。

「やりたいことなんてない」「あったとしてもやった所で」という気持ちに長いこと苛まれていましたが、読み終えた今は、何となくでもそれを払拭出来たような気持ちです。

 

ありがとうございます。この場を借りて、井上さんに御礼申し上げます。

とてもとても、良い本でした。大事にします。

 

 

余談ですが、井上さんが手掛けた本の中に個人的に心の中の教科書にしている本があって驚きました。

わたしがカメラを始める足掛けとなった「カメラはじめます!」。

そして最近読んで、考え方と言葉の紡ぎ方の参考本に加えた「機嫌のデザイン」。

ちょっとした偶然にテンションが上がりました。色々と手掛けておられるようなので、探せば他にもありそうな気がします。

元々ブックデザインを見るのは好きなのですが、いざそれをデザインしている方については詳しく考えたことはなかったな…と。総じてシンプルなデザインが個人的には好きなので、わたしの嗜好には合っていそうです。今度からそういう所も見てみようかな。

 

そして余談二つめですが、文中に出てきたダンス動画について。

興味本位(失礼)から拝見させていただきましたが、個人的にはご本人が仰るようなことは全くなく…普通に凄いと思いました。無意識の内に「いや凄くない!?」という声が出たくらいには感動しました…いや本当に凄いな…続ければ踊れるようになるんだ…。

これが「継続は力なり」ということかと何だか実感しました。

これを読んで下さっているあなたも、ぜひこの本を購入して、井上さんのダンス動画を楽しんでいただければと思います。