猫好きなら一度は耳にしたことぐらいあるであろう写真家・岩合光昭さん。
NHKの『岩合光昭の世界ネコ歩き』という番組を撮影されていることでも有名ですね。わたしも時々観ています。
そもそも岩合さんは動物写真家なのですが、今となっては猫写真家と言っても過言ではないくらい、猫のイメージが強いのではないでしょうか。
当然、岩合さんが撮影された猫の写真集も各出版社からたくさん出ていて…ずっと気になってはいたんですよね。ただどれを買おうかと迷っていて。
最終的に、表紙の写真に心惹かれてやまないこの写真集を選びました。
14年前の発行…未だに絶版になっていないって何気にすごい。
このふわふわまんまるお顔のキジトラ猫ちゃんが、背景の和風建築にとてもよく似合っているんですよね。赤い首輪もとってもおしゃれ。
そしてタイトルの『ねこ』のフォントも猫のシルエットを模したものになっていて、しかも三毛柄!
わたし自身、猫はみんな好きですが…強いて言うなら三毛が一番毛色としては好きなんですよね…!そんなわたしは大歓喜です。もう買うしかない。
ただ写真集としてはちょっとポケットサイズすぎるかな…?これ、文庫サイズなんです。
個人的には単行本以上のサイズでお願いしたかったな〜…なんて。持ち歩きたい人にはいいかもしれない。
中身としては、日本だけでなく世界各地の猫の写真も載っています。エジプトの神殿ガイドのおじさんに抱えられた仔猫がめっちゃ可愛かった。
「のびる」「ジャンプ!」「散歩する」など猫の行動テーマに沿って写真が掲載されていて、わたしが面白いなと思ったのは「メークアップ」。これ、毛づくろいのことなんです。
これを見て「なるほどな〜!」と思いました。猫にとっては、毛づくろいが身だしなみを整えることにあたるわけだし、そうなると化粧とも言えるわけで。視点が面白いですよね。その発想は無かった。
その他にも、岩合夫妻が初めて共に暮らした猫の『海(かい)ちゃん』の写真が載っていたり。写真にはそれぞれ一言コメントがついていてほっこりしたり。
とにかく癒されること間違いなしです!
わたしはやっぱり表紙の写真が一番だな〜。というか岩合さんの撮る猫写真が好きだ〜!