ふじひとさんの描く猫が好きです。猫がもちもちなんですよ…。
あといい感じにデフォルメされているのに、猫の挙動の描き方が正しく猫らしくてどこを見ても可愛い。ちなみにふじひとさんご自身も可愛い…。
ほんわかとした絵柄がとても雰囲気に合っています。
こちらの『じじ猫くらし』は、著者のふじひとさんがご自身と猫との暮らしをコミックエッセイという形で描き綴った本です。全二巻。
一巻では猫との出会いから幼少時代のお話、そして日常の何気ないストーリーが収録されています。
猫とぬいぐるみの話や、お風呂についてくる猫の話。猫と散歩に行く話などなど。どれもほっこりしたり、クスッとしたりするお話です。
ちなみにお話の中の猫は12歳(執筆中に13歳になったそう)。タイトルに『じじ猫』とあるように、シニアの部類に入ります。だからこそ、余計にひとつひとつの日常が愛おしいんですよね。
いつまで一緒にいられるかな。
できるだけ長く、傍にいて欲しいな。
人間のわがままかもしれないけれど、そう願わずにはいられない。
でもきっと、猫にとっても悪い話ではないと思うのです。
いつかの日まで、傍にいてね。
うちの猫も、今年で12歳です。