レシピ本って、選ぶ時に結構迷いませんか?
料理が好きで慣れている人ならそうではないのかもしれませんが…わたしのようにたまに軽く自炊する程度とか、あるいは自炊をしない人にとっては、一体何処から手をつけていいものやら、ですよね。
とりあえず“自分が食べたいもの”が載っているものを探そう。
そう考えてみるものの、
「意外と手間かかりそう…」
「(調味料とか)揃えなきゃいけないもの結構ある…」
「微妙に味付けが好みじゃなさそう…」
「っていうか作る量がファミリー向けじゃん…」
とかとか。思いませんか?わたしは地味に思うんですよ…。
慣れている人のように、じゃあ自分好みにアレンジ、なんて芸当もできないですしね…。(何をどうしたらいいかわからない…)
ところで話は変わりますが、皆さんは朝ごはんは食べる派ですか?
わたしは基本的には食べる派です。普通に朝から動くとなると空腹でやる気がなくなってくるので。
ちなみに凝ったものは全く作りません。パン一枚焼くだけとか、シリアルとか。食べ過ぎたらそれはそれで具合が悪くなるので…とりあえず昼まで持たせる、といった感覚。
(と言うか、そもそもできるなら少量を複数回に分けて食べたいタイプなんですよね…3時間おきぐらいで…)
しかしまあ、そうやってただ機械的に腹に入れて仕事に向かうのも、何だかなぁ…と思う気持ちはあるわけです。
実際は朝は寝ていたいし起きて準備するのもお弁当を作るのも面倒くさい、でもやらなければならないから渋々やる…なんですが、可能なら優雅に朝を楽しんでみたいわけですよ。可能なら。
そこで出会ったのがこの本。『一日がしあわせになる朝ごはん』です。
「とりあえず、いつも食べてはいる朝ごはんのバリエーションを増やせたら少しは違うんじゃない?」
そう思って手に取った本です。
著者の小田真規子さんは、他にも料理のきほん系の本を出版されています。しかも書店で大抵見かけるベストセラー系のやつ。
この本もズボラーさんシリーズとも言われていて、文字通りわたしのような面倒くさがりでもできそうなレシピ・アイデアがたくさん載っています。調理自体もほとんど5分以下でできるようなものばかり。
この本の魅力は「この料理を作るにはこれを揃えてこうしましょう」みたいな強制感を感じないこと。
「こうしたら美味しそうじゃない?」
「こんな感じでも良さそうじゃない?」
「こんなのもありますよ?」
みたいな感じで、こちらにアイデアを持ちかけてくれる。しかもちょっとワクワクするような。
同じ“料理の作り方”の本でも、そんなレシピなんですよね。
しかも何と言っても、朝からスイーツを許容してくれているのです!笑
ちゃんとした理由も添えてあって、固定観念が飛んでいきました…。こうして選択肢が増えるというのはワクワクしますよね。どうしようかなと考えるのも楽しい。
手書きっぽいイラストもこの本の趣旨にマッチしていて、とてもかわいいのです。
レシピの羅列だけではなくちょっとしたコラムなんかもありますし、読み物としても楽しいですよ。
朝の時間を楽しく過ごしてみたい方、おすすめです!