のてライフ

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ジャズへの熱意にただただ魅了される『BLUE GIANT』

同名コミックを劇場アニメ化した『BLUE GIANT』。

 

観ました。

 

マジで、

 

「なんっっっじゃこりゃ………!?!?」

 

としか言えませんでした………。

 

 

youtu.be

 

eiga.com

 

ちなみに原作は「ビッグコミックで連載してるジャズ漫画」程度しか知らず。
割と良い漫画だとは聞いていて、「まあ機会あったら読んでみたいかもな〜」くらいは思っていたのですが。

 

これ映画公開当時、何気に話題になりましたよね?
すごく良い映画らしいことは聞いていて、「映画館で観るべき」なんて声もあったような。

でも原作もジャズも詳しく知らないもんな…と思って観には行かなかったのですが。

 

これ絶対映画館で聴きたかった(観たかった)やつ………っっ!!!!

 

絶対IMAXとかで観たら音がもう最高オブ最高だっただろうな…。

うう、映画館に行かなかったことを後悔する映画がまたここにも…。

 

しかも最後のエンドロールで

 

監督
立川譲

 

と出た時に「あなたか〜〜〜〜!!!!」と思わず言ってしまいました……。

 

立川監督は2023年『名探偵コナン 黒鉄の魚影』も手掛けており、これはこの『BLUE GIANT』と同じく第47回日本アカデミー賞で優秀アニメーション作品賞を受賞しています。
わたしはコナンのファンなので映画も全部観ているのですが…『黒鉄の魚影』も本当に面白くて大満足の映画だったのです。

まさか『BLUE GIANT』の監督も務めておられたとは…知らなかった…。

 

この…原作がある作品を、決して原作を崩すことなく、アニメーションという形でより一層魅力的に魅せる技量…素晴らしすぎる……。

ほんと最後泣きました…泣きましたよぉ……成長を見てきた作中の観客の皆さんと同じ気持ちですよ……。

 

若者の青春群像劇?青春音楽アニメ?
そんな言葉で片付けられるものじゃ無いでしょうこれは。
まごうことなき、ジャズに命をかけた青年たちの生き様ですよ。もう格好良いの何のって…。

 

確かに展開的には駆け足気味だし、尺の都合上、個々人のエピソードの掘り下げ方は浅め。ストーリー的にもありがちな流れで先が読めたりもするんですが、まあそもそも原作ありきのアニメ映画ですからね。気になるなら原作を読めと。

しかしそうは言えど、これっぽっちも原作ないしジャズを知らないわたしがのめり込んで楽しめる、わかりやすい構成だったのは流石としか言えない。

どこを省略し、どこを見せるか。その取捨選択と工夫が素晴らしすぎるんですよ。

 

あと映像表現が独特?なんですが…これがまた作品に合っていて良いですね。
ライブシーンの臨場感をああいった形で表現しているのが、飽きさせず没入させる要素となっていてまた素晴らしいな、と…。

 

主人公の声を演じているのが俳優さんということで「ウッ」と思いもしましたが、全然気にならなかったな…キャラに合っていると思います。山田裕貴さんね…なるほど。

 

 

これはもう本当に良かった。としか言えないな…。

ジャズとか原作とか知らなくてもぜひ観て欲しい映画です。

 

ジャズって…すごいんだな……。