昨日までMCUを観てたのですが…今日はちょっとお休みして『ターミネーター:新起動/ジェニシス』です。
先日『ターミネーター4』についての記事を書きまして、製作会社が破産して続きが…と書いたのですが…一応この『新起動〜』がシリーズ続編には当たる?らしいです。
ただどうなんでしょうね。この『新起動〜』を起点とした新たなターミネーター三部作の製作予定があったようですし…実際それまでの会社がどう計画していたかは分かりませんが、結局毛色を変えてきたことには変わりないかと。
まあそれはそれとして、これ単体で観るとIfの世界みたいで、確かに面白くはあるんですよね。
ジョン・コナーをリーダーとした抵抗軍は、人類を抹殺するプログラムとなったスカイネット(と機械群)を打ち破ることに成功。
しかしスカイネットの最終兵器として過去への転移装置を起動されてしまい、ターミネーターがサラ(ジョンの母親)を殺すため過去へと飛んでしまいます。(※『ターミネーター』1作目の話)
そしてカイル・リース(後のジョンの父親)はそれを防ぐために同じく過去に飛び……。
と、ここまでは『ターミネーター』1作目の流れです。
『ターミネーター4』の後も人類の戦いは続き、ついにスカイネットを打ち破った…といった流れから始まったと言えばそんな感じでもあります。
この作品が面白いのは、『ターミネーター』1作目のストーリーを変えてきたこと。
スカイネットはジョンに敗北するたびに改善策を練り、あらゆる方法でジョンたちを狙ってきました。
そして今回はジョンを機械に取り込むことで、過去の流れを変えることにしたのです。
そう、今作ではジョンが敵となって出てきます。
(機械によって分子レベルに再構築されてしまったとか…ナノマシン的なやつでしょうか。なのでジョンではないと言えばそうではありますが)
そしてそのジョンが過去へと飛び、自身の技術を用いてスカイネットを生み出そうとするのです。
いや〜これは新しい発想ですよね。
これまでスカイネットと言えば、人間が作り出したコンピューターシステムがスカイネットへと変貌する、といった流れではあったのですが。
まさか過去が変わり、ジョン(※機械)が生み出すことになるとは。
他にも変わっていることがあって、サラはこれから襲われるのではなく、子どもの頃に既に一度襲われているんですよね。
そしてその時に何者かが送り込んだ、アーノルド・シュワルツェネッガー演じるターミネーター(“おじさん”と呼ばれている)によって助けられ、カイルが過去へ飛ぶ頃には立派な戦士として成長を遂げていました。
何せカイルが護る前に自分を狙うターミネーターを返り討ちにしてましたからね…。
ただ、一体誰が“おじさん”を送り込んだのか?
それは謎のまま終わります…。頓挫したらしいこの後の続編で語られる予定だったようですが。
そこが知りたいですよね…過去が変わったことと関係があるのかもしれませんし。
『ターミネーター4』の時も言いましたが、正に
「このまま続いて欲しかった」。
これはこれで勿体ないなぁと思います。